キャンプしながらのんびり走る

自転車」のコーナーでも紹介しましたが、私がロングライドを始めた当時は、安物MTBに大っきな荷物を乗っけて、えっちらおっちら。。。と一日100km程度を目安に走る、キャンピングスタイルでした。

家財道具一式を積んでいればあせることなく、気に入った場所でテントを張って、夕食の準備をして、食後は星を見て。。。そうやって過ごすのも楽しいもの。

ここでは、そんなツーリングをしてみたい方の参考になればと思い、私のキャンピングスタイルをご紹介。

どんな自転車が良い?

どんな自転車でも、やろうと思えばキャンピングできちゃいます。昔はロードレーサーに家財道具積んでツーリングなんて考えられませんでしたが、今ではすっかりキャンピングスタイルの一つになってますネ。

オーソドックスなスタイルでキャンプするなら、自転車はMTBやクロスバイクがおすすめ。もちろん、昔ながらのランドナーという選択肢もあります。

サスペンションつきの自転車や小径車でも、対応するキャリア(荷台)は出回っていてキャンピング可能ですが、車種によっては構造的に取り付け不可能な場合もありますので、お店の方と良く相談してみてください。

さらに故障への対応として、特殊なパーツを使ってない自転車というのも選択のポイント。特にタイヤはどこでも売ってるサイズのものを選んだ方が、長期ツーリングではチューブを現地調達できてベターです。

荷物の積み方(キャリア/バッグ類)

基本は前後にキャリアをつけて、前後同じ重さ(または前をやや重め)になるように積んで自転車を安定させるというもの。また、重いものはなるべく自転車の下の方に積むことで重心が下がり安定性が増します。

そういった意味で自転車用のキャリアバッグは機能的。私はちょうど家にあったバッグ(テニスする人やライダーさんがよく使ってるチューブバッグ)に荷物を詰め込み、キャリアに横積みして荷台用ゴムバンドでくくりつけて走ってました。

これだと重心が高くなりますが、慣れればフラつきもなく走れてました(たまに荷崩れして落ちたりしましたが)。

テント

夜の快適性を取るか?昼間の機動性を取るか?

夜の快適性を重視するか、日中の走りの軽快性を取るかによって、選択は大きく異なります。

一般的には、登山用のテントをチョイスするのが無難。雨などの悪天候でもやり過ごすことができます。私が買った始めてのテントは、ライダー用のものでした(お店の人にすすめられ)。

こいつは素材が登山用より厚めで、重くてかさばるやつでしたが、フライシート(テント本体の上を覆うシート、こいつで雨を防ぐ)をペグ無しでもつけることができたので、駐車場のようなアスファルト上でも設営可。雨風が強くても結構安心して過ごせる頼もしさがありました。

対極として、登山で非常用として用いられるツェルトを積極的に使うという選択もあります。ツェルトとは簡易テントのことで、たためば350mlの缶ジュース並みの大きさ、重さもほとんど気になりません。

実際にこいつで10日間ほど過ごしたこともありますが、何とか夜をやり過ごすことができる。。。という感じ。雨の日の使用はおすすめできません。

寝るもの

寝袋

寝袋とその下にひくマット(いわゆる「銀マット」)があればOK。ただ、夏場は暑いので、銀マットの上にそのまま寝て。。。ということは結構ありました。

その経験から、寝袋よりはるかに軽量、コンパクトなエマージェンシーシートを持って北海道をツーリングしたことがありますが、9月の北海道。。。むちゃくちゃ寒かったデス。シチュエーション考えて適切に道具は選びましょう。

バーナー

バーナー

キャンプするなら、ご飯も自分で好きなものを作って食べたいもの。そこで、必要になるのがバーナー。

国内だったら、EPIに代表されるガスバーナーがお手軽。初心者でもカンタンに扱えます。

外国へ行くなら、ホワイトガソリンを用いるガソリンバーナーを使うのが定石。私もニュージーランド行きを決めた時、オプティマス123Rを購入。100年以上も登山家に愛用されている歴史あるバーナーです。

なお飛行機移動する時は、ガスカートリッジやガソリン燃料は荷物検査で没収されてしまいますので、現地調達する必要ありデス。

コッヘル

コッヘル

登山用調理ナベ 兼 食器。私はステンレスの重いヤツを使っていますが、チタン製の軽量なものや、テフロン加工で焦げ付かないものとかもあります。

私は大小二つのコッヘルで、大きい方でご飯を炊き、小さい方でお湯を沸かしてレトルトものを温める、、、というのが定番。小型フライパンがあれば、さらにメニューが豊かになるんですケドね〜。